ベースの元祖と言ったら「フェンダー」、ベースの定番と言ったら「ジャズベース」。あの人もこのベーシストも、フェンダーのジャズベースを演奏しているじゃないか!ベースを弾くならフェンダーで決まりだ!そう思って値段を調べたらビックリ!という人も多いのではないでしょうか。, 同じ「フェンダー」の名前で、すっごく高いものからなかなか手に入れやすそうなものまで、さまざまなジャズベースが作られています。このうち高級モデルはアメリカで、手に入れやすい価格のものはメキシコや日本で作られています。そんなわけで今回は、メキシコのバハ・カリフォルニア州にあるエンセナダ工場で作られる、いわゆる「フェンダーメキシコ(MEX)・ジャズベース」に注目していきましょう。, Red Hot Chili Peppers – Dark Necessities [OFFICIAL VIDEO] フェンダー・ジャパンを設立し … ストラトキャスターやテレキャスター、ジャズベースなどフェンダーusa ... フェンダーメキシコの例:m x2 3456 = 20 12 年製. !Fender Mexico Duff McKagan Deluxe Precision Bass 新品[フェンダーメキシコ][ダフ・マッケイガン][Guns N Roses][プレジションベース][Black,ブラック,黒][Electric Bass,エレキベース] 148,500円 送料無料: Fender Player Precision Bass … フェンダーメキシコ KMC Music Inc. SWR Sound Corporation グレッチ : 関係する人物: レオ・フェンダー: 外部リンク: テンプレートを表示: フェンダー( Fender Musical Instruments Corporation )は、レオ・フェンダーが1946年に創業した楽器メーカーである。主にエレクトリック・ギター、アンプの製造を行っている。 概要. ただし、アメデラの一部、1998年製と1999年製は後述する通り例外があるので注意が必要です。 頭につくアルファベットがシリアルの例外. フェンダージャズベース、メキシコ製の中古です。ネック、電装のコンディションは良好です。以下交換個所等です*両ピックアップをセイモアダンカンSJB-2に交換*ブリッジをhipshotのkickass4に交換*ポッド、ジャックをCTS製に交換*ピックガードを白から黒に交換*キャビティー内 こちらはイケベ楽器店がお取り扱いしているフェンダー製品のストックや情報を一堂にご紹介する総合ページとなります。マスタービルダーが制作した極上の1点モデルから、アメリカ製、日本製、メキシコ製のギター&ベースやアンプ等のストックをご覧頂けるカタログ的な要素と、フェンダーに関する新製品等の最新情報やファクトリーレポート等をお届け致します。 fender(フェンダー)は、1940年代にアメリカ、カリフォルニア州でレオ・フェンダー氏によって設立。fenderから1951年に発売されたブロードキャスターをはじめ、テレキャスター、ストラトキャスター、プレシジョンベース、ジャズベースなど、現代の世界的定番モデルを世に生み出しています。 1970年代以降、日本には大手ギターブランドであるフェンダーのコピー商品が多く出回っていました。そこでフェンダー自身が日本で安価なギターを販売するため、子会社としてフェンダー・ジャパンを設立。コピー版を一掃する目的と、フェンダーの廉価版シリーズである“Squier(スクワイヤ) by fender”を普及させるための戦略でした。 しかし経営難から売却や統合を余儀なくされ、フェンダー・ジャパンは一時解散。その後、フェンダーの代理店だった神田商会が新たにコピーライセンスを取得し … ベースにアメリカンやUSAがついてるものはフェンダーUSAジャズベースと呼ばれています。 USAは、メキシコ製よりも価格が上になります。 メキシコ製と比べると指板や塗装などから弾きやすさについても現代の形にあわせてグレードアップされているのがUSAのベースになります。 ジャズベース. フェンダーのジャガーやジャズマスターって オレにとってはビーチボーイズに代表されるような サーフミュージックのギターってイメージで 「オフセットウエスト」デザインも好きじゃなかったし 欲しいって思うようなギターにはならなかった。 その後カート・コバーンが使うようになって 古臭いイメージが一変。 やっぱカッコいい奴が使うと違うね。 Shop Fender guitars, basses, amplifiers, audio equipment, accessories, apparel and more. メキシコ製フェンダーの評判は悪いですか? 粗悪だとか・・・・ ギター、ベース. 1965年にフェンダー社を買収したCBSは、効率化に腐心するあまり製品の質を下げてしまい、売り上げを落としてしまいます。このピンチを乗り切るため1971年に迎えられたのが、「フェンダーの救世主」と称されるビル・シュルツ(1926 -2006)氏です。 シュルツ氏は 1. アメリカ合衆国(USA)コロナ工場:性能や付加価値の高いプロ仕様/高級機 2. 島村楽器オンラインストアのFender(フェンダー)ベース一覧ページです。フェンダーはエレキベースを誕生させ、現在でも最も高いシェアを誇るUSAギターブランドです。 Fender JapanとFender Mexで悩んでいます。 どのギターでとかによっても変わってくると思うんですけど、それぞれ特徴を教えてください。 ギター、ベース. レッチリ(Red Hot Chili Peppers)所属のフリー(Flea)氏はロック系ベーシストの重鎮として世界的に支持されています。バキバキ弾くのもペチペチ弾くのも、ジャズベならなんだって自然にできます。なお、フリー氏が演奏しているジャズベは、アーティストモデルとしてメキシコで作られています。, というように作るものを分けています。いずれも最新鋭の設備がそろい、カスタムショップのマスタービルダーによる技術指導が行われていますから、USAとMEXでは「加工技術に差はない」と考えられています。, 日本の提携工場はフェンダーとは別の会社で、フェンダーの依頼を受けてフェンダー製品を製造する「OEM製造」をしています。, フェンダー的には工場の区別なく、どちらの製品も「フェンダーブランドの楽器」として扱っています。これはなにもフェンダーに限ったことではなく、「ブランド」というものはそういうものです。バッカス、アイバニーズ、YAMAHAといったブランドでも、日本製モデルから外国製モデルまでラインナップしていますが、いちいち「バッカス・ジャパン」とか「アイバニーズ・インドネシア」などのようには呼びませんね。, しかしながら、現在では「フェンダーUSA」、「フェンダー・メキシコ(MEX)」と区別するのが世界的に一般的です。これにはかつて日本国内限定で「フェンダー・ジャパン」というブランドがあったからと言われますが、あまりに多いフェンダーのラインナップを整理して考える上で、なかなか便利な分け方でもあります。, Fender Jazz Bass Shootout – Pro vs Elite vs Mex Standard フェンダー ジャズベース の歴史と特徴 . フェンダー社は自社工場を二つ持っており、 1. 73507円 エレキベース ベース ギター・ベース 楽器・音響機器 12月初旬発売予定 予約受付中 Fender Mexico 60th Anniversary Road Worn Jazz Bass -Firemist Silver- 新品 フェンダーメキシコ ロードウォーン ジャズベース フェンダー Fender Mexico 純正パーツ Jazz Bass Neck, 20 Medium Jumbo Frets, Maple 996202921 ジャズベース メイプル指板 ネック ベース 交換用ネック 『並行輸入品』がベースパーツストアでいつでもお買い得。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常配送無料(一部除く)。 Fender Mexico Player Jazz Bass -Silver- 新品[フェンダー][プレイヤー][シルバー][ジャズベース][Electric Bass,エレキベース] 76,230円 送料無料: 次回入荷分、予約受付中! Deluxe Player’s Stratocaster Sapphire Blue Transparent, メキシコのエンセナダ工場は「コロナ工場以上」とも言われる生産体制を持ち、昔ながらのスタイルを受け継いだ「クラシック・シリーズ」、現代的なテイストを盛り込んだ「デラックス・シリーズ」、またアーティストモデルなどクオリティの高い製品を生産しています。今回は、このエンセナダ工場で生産されるいわゆる「フェンダー・メキシコ」のストラトキャスターに注目してみましょう。, Road Worn™ Guitars and Basses 日本語表記は、スクワイアとスクワイヤーがある。 MIJシリーズの主力モデルは、フェンダー・メキシコ(MEX)の「スタンダード・シリーズ」と同じくらいの価格帯、だいたい¥10万円近辺の価格帯にいます。そのすぐ上に「クラシック・シリーズ」や「デラックス・シリーズ」などMEXの上位モデルが、すぐ下にMEXの価格破壊機種「プレイヤー・シリ… Discover the sound of Fender, the spirit of rock-n-roll since 1946. 解説者は「USAの方がグレードの高い木材を使用しているようだ」と述べていますが、今のところフェンダーが公式にそう言っているわけではありません。, 「フェンダーMEX」製品はいわゆる「フェンダーUSA」のちょうど下、という価格帯のモデルです(参照:フェンダーUSAジャズベースについて)。その意味で、フェンダーMEXとフェンダーUSAとは、「グレードが違う」と言えるでしょう。では、近い価格帯にある「メイド・イン・ジャパン(MIJ)」シリーズとはどうでしょうか。MIJとの比較を試みながら、フェンダーMEXとは何かを追跡していきましょう。, 図:MEXとMIJ、ジャズベース価格分布(2018年9月時点。フェンダー公式サイトより。以下同様), 価格の分布を見ると、MEXの上位モデル群、MIJのメインとMEXのスタンダード、そしてその下にMEXのプレイヤーシリーズ、という具合にキレイに分かれているのが分かりますね。では次に、MEXとMIJで近い価格帯のモデルを比較してみましょう。, 上:STANDARD JAZZ BASS、下:MADE IN JAPAN TRADITIONAL 60S JAZZ BASS, MEXとMIJ、二つのジャズベースをピックアップして、フェンダーMEXの特徴を探してみましょう。ここで比較するのは、, 価格の近い2モデルです。MEXの「スタンダード・ジャズベース」はカラーと指板の組み合わせによって、価格に差が付けられています。まさに「現代の標準機」というコンセプトのベースですが、どちらかというと60年代を意識したスタイルにまとまっていて、MIJの「トラディショナル60S」に似ているように見えますね。ピックガードを良く見ると、MEXはネジの数が少なくスッキリしていますが、MIJはネジが多く、ピックアップフェンスとフィンガーレストのネジ穴も再現されています。さて、この2モデルの間にはほかにどんな違いが見つかるでしょうか。, 「ジャズベースのボディ材が一つに決まっている」というのは、フェンダーのファンでなかったら何とも思わないポイントかもしれません。しかしフェンダーUSAやMEXの上位モデルでは、, というようにボディ材が分けられるのが普通です。今回比較している2モデルでは、ボディ材をひとつに絞ることで生産ラインを簡略化させ、価格を抑えているのだと考えられます。MEXの場合、3色のボディカラーからナチュラルを外し、「アッシュじゃないの?」という突っ込みを回避しています。いっぽうMIJでは、「ヴィンテージ・ナチュラル」でもボディはバスウッドのままです。バスウッドはクセのない音響特性が評価され、高級機の使用例も散見しますが、ジャズベースのボディ材としてはアルダーの方が人気ではあります。, ネックの仕様は、恐らく最も好みが分かれるであろうポイントです。フレット数(20)、弦長(34インチ)、ナット幅(1.5インチ)といったところは共通していますが、なかなかの違いを見てとることができます。, MEXでは細すぎない感じのCシェイプグリップに、やや平たい指板、大きめのフレットという組み合わせで、現代の感覚で弾きやすいと思われている設計です。対してMIJは、やや厚みのあるUシェイプグリップに、丸みのある指板と細いフレットという組み合わせです。これはいわゆる「ヴィンテージスタイル」で、多くの先人達がこうしたネックで名演を残しているのは事実です。, MIJは60年代当時の設計に従って、ヒール側からトラスロッドを操作します。このためにはネックの反りを調整するたびに毎回ネックを取り外さなければなりません。MEXはヘッド側からトラスロッドを操作するので、自力でネックの反りを調整するハードルが低くなります。, という「コレぞパッシブのジャズベ」、というオーソドックスなスタイルです。MIJのピックアップは「ヴィンテージ・スタイル」を標榜するだけあり、リアからブリッジへ伸びるアース線が確認できます。, MEXでは「シールド処理を施したキャビティ」と表示されており、回路にノイズが入りこまないような対策が施してあります。, 価格が非常に近いもの同士なので、「どっちが上か」のような結論はなかなか出せない感じですね。「アルダーボディ」、「現代的な弾きやすいネック」、「ノイズ処理」という点ではMEXにアドバンテージがありますが、「ローズ指板」、「カラーバリエーション」そして「メイド・イン・ジャパンの価値」にMIJのアドバンテージがあります。, ただし、ベースをこれから始める人や、始めたばかりだが格安のベースからステップアップしたい、という人に限っては、迷ったら、あくまでも迷ったらですが、「現代的な弾きやすさ」は練習と上達にたいへん都合が良いので、MEXから検討されると良いでしょう。, では、メキシコのバハ・カリフォルニア州エンセナダ工場で作られるジャズベースのラインナップをチェックしていきましょう。さすがにフェンダーだけあってモデル数が多く、いくつものシリーズに分けられています。シリーズごとに見ていきましょう。, Red Hot Chili Peppers – Dark Necessities [OFFICIAL VIDEO], Fender Jazz Bass Shootout – Pro vs Elite vs Mex Standard. スクワイアまたはスクワイヤー (Squier) は、フェンダー社が使用しているブランドの1つで、主にフェンダーブランドに比べて安価なエレクトリックギターやエレクトリックベースに使用されている。. フェンダーメキシコ(fender mexico)の一覧ページ。ハードオフではフェンダーメキシコ(fender mexico)の情報を毎日更新中です!ネットモールは、全国で中古品を扱うハードオフコーポレーションの公式総合中古通販サイトです。 アメデラシリーズの例:d z1 23456 = 20 01 年製. 楽天市場-「フェンダー メキシコ ジャズベース」58件 人気の商品を価格比較・ランキング・レビュー・口コミで検討できます。ご購入でポイント取得がお得。セール商品・送料無料商品も多数。「あす楽」なら翌日お届けも可能です。 こちらはMEXの「スタンダード・ジャズベース」とUSAの2モデルとを比較しています。冒頭のセッションで、MEXがどれだか分かりましたか?サンバーストでローズ(っぽい色のパーフェロー)指板のものがそれで、ヘッド側にトラスロッドが開口しているのがその根拠です。8分手前から、各ピックアップの音やトーンの効き具合を確認しています。各ピックアップにちゃんとした”音”があり、トーンの効きも良好ですね。 どっちがよいのか? 弾きやすさとサウンドの汎用性から考えれば、ジャズベの方が初心者の方向けではあります。 特にネックの細さは主に横方向のフレット移動がスムーズになりやすく、練習時に座って弾きやすいことから、「まずはジャズベから」という人も多いようです。 ただ、アグレッシブなプレイをした時などにプ� Fender Mexico Flea Jazz Bass 新品[フェンダーメキシコ][フリー][Road Worn,ロードウォーン][エイジド加工][ジャズベース,JB][Shell Pink,シェルピンク][Electric Bass,エレキベース] ネックが反っていて、調整するトラスロッドもほぼ回りきっているため、ヤフオクでジャンク品として出品されていたフェンダー・メキシコのジャズベースを安価で落札。フェ… フェンダーメキシコ(fender mexico)|ジャズベースの商品詳細ページ。ネットモールは、全国で中古品を扱うハードオフコーポレーションの公式総合中古通販サイトです。 メキシコ(MEX)エンセナダ工場:廉価版や普及価格帯の標準機その他 というように作るものを分けています。いずれも最新鋭の設備がそろい、カスタムショップのマスタービルダーによる技術指導が行われていますから、USAとMEXでは「加工技術に差はない」と考えられています。 日本の提携工場は … 「45分のライブをするために、450マイルを突っ走る価値はある。」エンセナダ工場で生産される「ロード・ウォーン(=ツアーでやたら使った)」シリーズのイメージ映像です。酷使に耐えたキズだらけの楽器って、カッコイイですよね。, 「スタッフの勤勉さ」では、コロナ工場よりもエンセナダ工場の方が上回っていると言われています。国内の他の職業に比べて遥かに収入が良く豊かな生活ができるので、「フェンダー工場勤務」はメキシコ人にとって一つのステイタスとなっており、誰もがそのプライドを持って仕事をしています。, ギター/ベース弦の工場からスタートしたエンセナダ工場には、今やコロナ工場を超えるほどの最新設備が整えられており「理想的な生産体制が実現している」と評されています。またコロナ工場から車で5時間ほどという(アメリカの感覚では)近さから、フェンダー・カスタムショップのマスタービルダーが現場に赴き直々に技術指導をするのが伝統になっており、「物つくりの前の人つくり」の努力も続けられています。, 1965年にフェンダー社を買収したCBSは、効率化に腐心するあまり製品の質を下げてしまい、売り上げを落としてしまいます。このピンチを乗り切るため1971年に迎えられたのが、「フェンダーの救世主」と称されるビル・シュルツ(1926 -2006)氏です。, などいろいろ頑張りましたが、当時のフラートン工場はCBSの方針で職人のリストラが行われたことから生産技術が追い付かず、うまくいきませんでした。このリストラでは給料の高いアングロサクソン系の職人が退社し、給料の安いヒスパニック系(メキシコ、キューバなどラテン系)の職人が残されたようで、今なおコロナ工場はヒスパニック系の職人が多いとのことです。, 1984年、とうとうCBSはフェンダー社を手放します。翌年シュルツ氏はかき集めた資金でフェンダー社を買い取りますが、フラートン工場は売り飛ばされてしまっていたので、次なる生産拠点としてコロナ工場が設立されます。シュルツ氏はここにカスタムショップを立ち上げることで高級品を生産する体制を整えますが、反対に低コストでも生産できる拠点としてメキシコに注目し、比較的治安のよいエンセナダに工場を設立します。, エンセナダ工場は弦の生産からスタートしますが、1988年、コロナ工場の技術指導に活躍したフジゲンの技術者たちを迎え、ギター生産の準備に入りました。この技術指導の甲斐あって、翌1989年にエンセナダ工場でのギター生産が開始されます。技術指導が終わってからも、定期的にカスタムショップのマスタービルダーが訪れることで、製品の質は保たれるばかりか年々向上していると言われています。, 日本には「フェンダー」を、別会社が運営していた「フェンダー・ジャパン」との区別で「フェンダーUSA」と呼ぶ伝統があります。この延長で、エンセナダ工場で作られるギターは「メイドイン・USA」ではないことから、便宜上「フェンダー・メキシコ」という呼び方が生まれました。, 現在では「フェンダー・ジャパン」がなくなり、日本製のラインナップは「ジャパン・エクスクルーシブ」シリーズとして「フェンダー・レギュラーライン(USA)」に吸収されていますから、日本製もメキシコ製もアメリカ製も、生産地が異なるだけで等しく「フェンダー」ブランドのギターです。, しかしながら「生産地が違うんだから、同じブランドであっても違うものだ」という心理は、どうしても働いてしまいますね。日本でしか使用されないガラパゴス化した呼称ですが、「フェンダー・メキシコ」は「青森のりんご」「関のナイフ」「香川のうどん」のような「ブランドっぽく見える生産地の表示」として今後も使用されていくことでしょう。, USA製もメキシコ製も同じフェンダーの名を冠する製品であり、どちらが本物でどちらが偽物(コピー)で、という分け方はされません。では、両者のギターに品質の差はあるのでしょうか。これについては、「USA製とメキシコ製という分け方では、製品の品質に上下は生まれない」と考えるのが世界標準です。, このように製品のグレードが分けられていますが、工場で扱う製品のグレードと職人の製造技術は別の問題です。コロナ工場とエンセナダ工場とでは、, という点で、製品の品質に差ができにくい体制ができています。よって「メキシコ製だから作りが悪い」ということは起きません。自分好みにセットアップし直すと「化ける」ことが多いと言われるのも、USA製と同じ特徴です。ちなみにどちらも同じ作り方をする関係上、メキシコ製でもパーツの寸法は「インチサイズ」となります。, USAと共通の木材を使用していることもあって、音についての評判は上々です。さすがにカスタムショップ製が採用されることはありませんが、ピックアップも優秀で「ちゃんとフェンダーの音がする」と言われています。, 「フェンダー・ジャパン」など日本製のギターは高精度な組み込みできっちりと均一に作られるので、いわゆる極端なアタリ/ハズレが少ない半面、時として「音が硬い」と言われることがあります。これに対してメキシコ製のサウンドには暖かみがあると言われます。, 左:STANDARD STRAT ARCTIC WHITE、American Standard Stratocaster Olympic White, メキシコ製とUSA製は、グレードの上下こそあれ品質に差はありません。では、どんなところが同じでどんなところが違うのでしょうか。価格の差はどんなところに由来するのでしょうか。, この仕様の有無のみで、ネック本体のグレードとしては違いがない、と断言できます(マイクロティルトが付いていなくても、プロの職人に依頼すれば仕込み角を調整することは可能です。心配はいりません)。, メキシコ製は多くの場合、70年代に多く見られた「モダン・ロゴ」が採用され、一部のアーティストモデルなどを除いて21フレット仕様となります。人気の高い「スパゲティロゴ」、現代の音楽で有利な「22フレット仕様」、この二つの人気スペックがUSAの標準的な仕様であり、アメスタの付加価値になっています。, ボディ材は共通、塗装に違いがあります。ポリエステルもポリウレタンも「ポリ系」としてラッカーと区別されますが、このポリ系にもやはり違いがあります。ポリエステルは厚塗りしても乾燥しやすいことから生産性が高く、価格を抑えたモデルの生産で頻繁に使用されます。反面「薄く塗ることができない」というデメリットがありますから、できるだけボディの振動を大事にしたい時には敬遠される塗装です。, ポリウレタンは塗幕をラッカー並みに薄くすることができるため、ボディ振動を邪魔しにくい優秀な塗装です。塗装面としての一定の強度に達するためには幾度もの重ね塗りが必要なため、生産効率はそれほど高くありません。アメスタは下地の塗装を極薄にすることで、ボディ鳴りを向上させています。, ピックアップの違いが非常に大きなグレードの違いに出ています。スタンダード・ストラトは言ってみれば「普通のシングルコイル」が載っていますが、アメスタに載っているのはカスタムショップ製です。アメスタがリアピックアップにもトーンが効く現代版の回路を採用しているのに対し、スタンダード・ストラトはリアにトーンが効かない伝統的な配線になっています。, 「どんなケースが付属するか」も価格に反映されるポイントです。アメスタがハードケースであるのに対し、スタンダード・ストラトではケースは付属せず、そのぶんだけさらに価格が抑えられています。デラックスシリーズなどギグバッグが付属するものもありますが、ちゃんとクッションが入っておりポケットも大きななかなか良いもので、ギターの持ち運びに重宝します。, 次のページではエンセナダ工場で生産されるストラトキャスターのラインナップを見ていきますが、その前にラインナップの全体像をざっと把握しておきましょう。2018年8月時点で所謂メキシコ製フェンダー・ストラトは5つのラインナップからリリースされています(下テーブルのRoad Wornは厳密にはClassicシリーズに属します)。, 《突き抜けるパンクサウンドとテクノ要素》Alec Empire「Futurist(2005)」2021.1.27, YAMAHAパシフィカのフラッグシップ「PACIFICA600」シリーズ特集2020.12.25, 《良い演奏は、良いチューニングから》VOXのストロボペダルチューナー「VXT-1」2020.9.10, 《手が届くハイエンド》フジゲンのフラッグシップモデル「EOS」シリーズ2020.6.26, 「エレキギター博士」はこれからエレキギターを始めるギター初心者向け入門講座から、エレキギターの種類やシールド・ピックアップ・ギターアンプ・エフェクターなどのギター周辺機器について、またギターの練習方法やコード理論など、エレキギターに関する様々なことを知ることができる総合エレキギターサイト。, 初心者にはわかりやすく、中級者が見ても楽しめるように工夫しています。エレキギターのコトを楽しく知っていこう!, 《突き抜けるパンクサウンドとテクノ要素》Alec Empire「Futurist(2005)」, 《良い演奏は、良いチューニングから》VOXのストロボペダルチューナー「VXT-1」, 《オーダーで作るタフなギター》Altero Custom Guitars訪問インタビュー, 次世代を担うプレイヤーに向けた、あらゆるスタイルにフィットするモダンなプレイアビリティを備えたシリーズ。, 50年代、60年代、70年代のストラトキャスターが帯びている特徴を再現したラインナップ。, 工作機械や製法が同じで、どちらもマスタービルダーの管理下にあり、製造技術に差はない。.